日本のオノマトペ概述

时间:2022-07-15 10:13:33

【摘 要】本稿では、日本オノマトペの名称と、特と点、日本の音・の史についてしてみる。は欧米にはあまりはっきりれておらず、日本でも音・の区をはっきり立てずに考察していた期があった。音・には各言によって表する象に偏りがあることも指摘されている。音・はわずか一音のいで微妙な意味合いを表し分けるので、使い分けて表の果を高めることができる。

【关键词】日本;オノマトペ;;特;史

一、日本のオノマトペの名称と

音は物や人など生物のする声音ワンワンほえる、ピヨピヨく、キャキャ叫ぶなど、また、生物や物体が起す物音、自然界でせられるさまざまな音ゴクゴクむ、ピシャリとめる、ガタガタれる、ざざ降るなどを、言音でできるだけ忠に模して表した言である。って文字によってき表すことができる。音は声とも言うが、声はには音の有にかかわりなく、外界の事象を言音によって象的に描写したものの称としても用いられ、この意味から象、オノマトペ、写生、音画などの呼称もある。狭の声?音についても写生、写音等、命名にみがある。

音は言であるから、各言によってそれぞれの言特有の音声条件にって音を捕らえ表されることになるので、表されたものが各言によってなる。例えば犬のほえ声、のき声などが各言によってうことは周知の例であるが、音は大体どこの言にもある。

は欧米にはあまりはっきりれておらず、日本でも音・の区をはっきり立てずに考察していた期があった。という名称でこれを区したのは大正健『国の(1914)ではないかとされる。大正、昭和とのが深まり、辞典としての目を立てたのは『大辞典(1935)で、このころからこの名称が一般的になったと言われている。

ただし、音の名称を不合理不当とするも多く、貌といい、写容、模といい、第二次大後にも、田幸一の描写(注2)、石平の模写・写・写の三分、石垣幸雄のウツシなど、さまざまな命名が提出されている。は

生物の作ノソノソく、ニヤニヤ笑う

ドッシリ座っている、きょとんとするなど。

感チクチク痛む、ムズムズ痒いなど。

感情イライラする、どきどきするなど。

心理状クヨクヨむ、ウンザリするなど。

事象の状、化キラキラ光る、ドップリ暮れる、クッキリ浮かぶ、ズンズンはかどるなどがある。

音とは直接かかわりないものを言音によって象的に表する言である。日本はの多い言とされ、ことに心情の状を表すものは日本特有と言われ、金田一春彦はこれを「情と呼んでいる。

二、日本のオノマトペの特と点

1、象の偏り

音・には各言によって表する象に偏りがあることも指摘されている。牧畜民族である欧米の音には家畜のき声が富であるのにして、日本の合は、虫のき声にしいなどがその例である。日本のでは、人の度を表すきょろきょろ、そわそわ、ぼんやりなどが多くられ、金田一春彦は落ち着かない心理を表すものが多いとして、いらいら、やきもき、いそいそなどをげている。感を表すでは触にするものに特があるかさかさ、ざらざら、ねばねば、ぐちゃぐちゃ等。音?は感的表のである性格上し言に多くれるが、ことに方言には独特のもの、々ののものが集されている。

2、表

音・は元々平名表であったが、中世になって狂言等あたりからカタカナきが目につくようになった。字の意味に音?を当てる表の工夫は、期の入に伴うとされているが、特に近世から明治初期の文学にその例がいろいろある。瓦落瓦落ガラガラ、寒粟とゾット、爽早.さっぱり、然シオシオ、莞ニコニコなど。前の文に残った、屹度キット、丁度チョウドなどもこのと言えよう。

音・の表をカタカナにすべきか平名にすべきかが取り上げられたのは、後、新名遣い、新送り名等の制定のより日本の表に大化があった期で、昭和25年6月の国会告「国要は、カタカナは外来や外国の固有名と音などに用いられるとし、後の文部省小学校教科は、音がカタカナ、が平名を原とした。以後代まで一般的にはこの原が行われるようであるが、平名文の中でも平名きにするとみにくい合とか、表に特なニュアンスを持たせたい合などには、カナガナきが域をげていることも指摘されている。

3、用と点

音・はわずか一音のいで微妙な意味合いを表し分けるので、使い分けて表の果を高めることができる。また感に直接きかけていくものなので、ほかの言で表しようとすると々と明しなければならないことも、一言で切に直截に表して相手の共感にえることができる。

文学者の中には、このような利点に着眼して、イメジの象に果的に利用したり、独特のものを造したりすることが行われ、草野心平の「蛙のがよくその例にあげられる。原朔太郎、治も音・にい心を持って巧みに使った文学者として有名である。一方、三由夫などは声の用は言の抽象性をすとして排斥している。

文学作品以外には音・はし言に多くれるもので、公用文や法律文、文などにはあまり登しないが代では新にもかなり用され、ことに出しなどに者の注意を引く果を狙って用いられることが多い。これも音・の直感的、直接的である点を活用している例であるが、この向はさらにCM、漫画、画とし、大げさで、刺激的な新造も加わって状を呈している。これらは定着して用となっているものとなり、人により意的に、さらには奇をてらって新造され一的に流行しているものなので、本来の音・と同一にうことにはがある。

三、日本の音・の史

音・の史は「、「万代に溯れる。例は少ない。

1、一つの鹿、み前に立ちき。く声は比比といひき (『播磨土)

2、さしかむ小屋の屋に……この床の比となるまで (『万集3270)

3、りを以ちて……探れば……甲にかりて、可和とりき (『古事)

4、白波の八重折が上に海人小舟波良良に浮きて(『万集4360)

等。

このような例はまだつかがあるが、ここでは一々げないことにする。上述した「比比(ヒヒ)、「比(ヒシ)、「可和(かワラ)、波良良(ハララ)は早期の音・である。これらのからこの期の音・の特がられる。すなわち、音上では一拍から多拍まであるが、二拍のが多い。これは後述するが、ほとんど今日までこの特が保っている。もう一つの特は尾にラ行音が多い。

代が展するに伴って、言もえず展している。中古代に入ると、物、日文学は空前的えていた。文学体裁がかになってから言表能力も新しいを遂げた。言の一としての音・も新しい化をせた。物と日は名を用いていたのだから、普通の人の喜怒哀を描写している、それによって、たくさんの日常生活で使う音・は文学作品の中でも多く出ていた。これはまた音・のこの代においての特である。ほか、中古代では、音、促音、音、音等の表方法はまだしていなかったので、本にいてある音とはに表したいと相当大きな差がある。

1、子安をふと握りもたれば、うれしくおぼゆるなり。『竹取物

2、宿にさらにひきいれて、ほうとうちおろすを『枕草子、二五

3、女童狐成コウコウと 『今昔物、二七

4、人のほほと笑へば、かしうて『落物、二

この代の言では、まだ「んという形式はなく、「ウを使って表していた。

中世に入ると、文学作品にたくさんの音・がれた。また、てなかった促音、音、音も出てきた。これは当のキリスト教の宣教がいた料も明できる。

近世に入ると、民曲文学がした。例えば、璃、川柳、歌舞伎、滑稽本、洒落本の中に、大量の口が登した。それで、音・も大いに展した。形式上でも、もう今使っている音・に近い。

例:

1、をざっとけちらかして『平治物

2、肩をづんどおどりこへてぞたたかいける『平家物、四

3、さらば撞てう。ジャンア、モンモンモン。『狂言、の音

【参考文献】

[1]徐一平.日本研究[M].人民教育出版社,1994.

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[9]金田一春彦.日本の特[M].日本放送出版会,1991.

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