时间:2022-07-26 01:28:29
1.はじめに
「をは格助詞の一つであり、格助詞は名詞に後接し文末の動詞?形容詞などの述語とかかわって種種な事柄を表す文を構成する。教育の場合では格助詞「をを導入するときまず「をの基本的な用法「他動詞の目的語につき、その動作の対象を示すを導入している。例えば:①、李さんは毎朝、7時半頃学生の食堂で朝ご飯を食べます;②、私は服を洗います。(新編日本語〈以下は新編とする〉1第六課 )などが典型的な例文である。「をは基本的な用法のほかに、動作?作用?存在表現における場所の言い方の中でもよく使われていて、移動の場所、経由の場所、移動動詞の出発点などを表している。例えば:①、私は毎朝7時に家を出ます;②、飛行機が空を飛んでいます(新編1 第九課)など。「をのほかに、場所を表す格助詞は「から?に?でなどがある。これらの格助詞は「をと部分的な意味の重なりもあるし、意味の細かい異なりもある。そして、いずれも教育では初級の段階で導入されたので、日本語学習者にこれらの格助詞を区別しながら教えるのも非常に重要なである。本稿は場所を表す「をを中心に、「から?に?でとの意味上の異なるところを区別したい。
2.場所表現としての「から?に?での用法
「から:場所表現としての「からは動作の起点と経由点を表すのはその主な用法である。例: ベルが壁から響く。 (動作の起点)
学校から出発する。 (起点)
向こうの入り口から回る。
(経由点)
雨戸の隙間から朝日の光がさしこんでいる。 (経由点)
「からによって導かれる動詞は「流れる、歩く、通うのような移動性の継続動詞や、「出る、出発するのような指向性の瞬間動詞が多い。意味的には「からはその地点を境にして以後の行動や状態に変化を生ずるという意識を表す。
「に:(1)主題たる事物や行為の対象が「にによって示される場所に存在したり、また存在することによって起こる結果?状態を表し、「ある、いる、続くなどの状態動詞が用いられる。
例:悲しい時代が日本に続いた。
道路に沿って走っている。
(2)動作?作用が成り立つようにその場所に位置を移動させる場合にも用いられる。移動の方向や帰着点である。「行く、着く、置くなどの瞬間動詞が用いられる。
例: 本は机の上に置きますよ。
北京西駅に着く。
「で:は名詞に付いて動作?事柄の生じる場所を示す。「でによって示されたのは場面内での瞬間行為であり、他の場所への場所からの移動や、存在には使えない。「でによって生ずる行為は
私たちは毎日学校で日本語を勉強しています。
花屋でバラを買いました。
などのように、動作主は(意識として)「での場面内におり、有意志性の人間行為を表す。
3.場面表現としての「をの用法
「をは自動詞が続く場合、二つの意味用法がある。まずは(1)出発または離れ去る動作の開始地点を表す。「をによって導かれる行為は有意志性の行為である。
例: 私は毎朝八時に家を出て、学校へ行きます。
玄関を入ってすぐ右側です。
または(2)移動動作の経過する場合も表す。
例: 日本では、人は道の右側を歩き、自動車は道の左側を走ります。
道を横切る時は左と右をよくみて、横断歩道を通ってください、
この二つの用法は「出る、離れる、歩く、通る、散歩する、渡る、飛ぶ、泳ぐなど移動行為を表す動詞に限られている。
でも、日本語教育上、これだけを学ぶのは不十分で、「をと「から、「に、「での用法を区別して学習者に教えなければならない。
「をと「から
「をが出発点?経過場所を表す用法はしばしば「からの用法と重なり合う。出発点としては「車~降りる/部屋~飛び出す/門~出る、経過場所としては「はしご~降りる/山~降りるなどが「を、から両方でも可能である。「からを用いると、その地点?場所とそこ以外の場面との間に範囲の境界線を引き、ある地点を経てその境界線を越える意識(経由点)、またはその範囲から別の場面へと移行する意識(起点)が働く。「をは移動する場面や離れ去る地点を表現の対象として取り上げる目的意識がある、それゆえ「をに先行する体言はその移動行為のなされる場面(経過場面)か移動を開始する地点(起点)でなければならない。そして、「をは目的意識を持ち、有意志性動詞に限られているから、「はしごを落ちたとは言えない、「からだけ用いられる。
「をと「に
「をが移動行為を表す用法は「にの用法とも重なる部分がある。「外国~旅行する/門~はいるなどの表現で両方とも用いられる。「には移動する目的の場所つまり指向性を表し、「富士山に登る/西に沈むのようにそこ以外の場面に立って目的の場所や方向を指向する意識をもつ。「をは現にその移動行為の経過する場面自体を問題とする意識で、「坂を登る/川を泳ぐ/空を飛ぶのように「には置き換えられない。なお、移動動作以外の行為、「をは行為の対象を、「には行為の向けられる場所を表す。
「をと「で
「でが動作の行われる場所を示すところから、その動作が移動動作である場合には「をと用法上重なる部分がある、例えば、「川~泳ぐ/公園~散歩する/運動場~マラソンする/海底~捜すなどの表現で、「を、でとも用いられる。ただし、「をによって示される場面はその移動動作?行為の対象となる場面であり、その移動は目的意識をもつ。「では、単にその行為の行われる場所しかない。「をは地点の指示に重点が置かれる。一方「では行為に重点が置かれる。
4.おわりに
以上は場所表現としての「をの用法と「から?に?での用法と区別して、その異なるところを簡単にまとめた。格助詞の把握そんなに簡単な問題ではなくて、意味上の共通点と相違点、置き換えるかどうか、置き換えるならどんな違いがあるかなどについて注意しながら勉強しなければならない。
参考文献:
[1] 日本語概説 加藤彰彦
桜楓社
[2] 日本語教育辞典 大修館
[3] 日本語学と日本語教育 森田良行
凡人社
[4] 新編日本語文法教程 皮細庚
上海外国語教育出版社
[5] 新編日本語Ⅰ
周平 陳小芬 上海外国語教育出版社
[6] 新編日本語Ⅱ
周平 陳小芬 上海外国語教育出版社
作者简介:何婷,女,1985-, 籍贯:甘肃,工作单位电子科技大学中山学院。